Claude CodeでMCPサーバーを追加する方法|スコープ別の手順

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📅 公開日: 2026年10月2日

GitHubのIssueや監視ツールの画面から文章をコピーして、毎回Claude Codeのチャットに貼り付けていないでしょうか。公式ドキュメントでも、課題管理ツールや監視ダッシュボードなど別のツールからデータをチャットへ貼り付けている場面が、サーバーをつなぐ目安として示されています(Connect Claude Code to tools via MCP)。つないでおけば、Claudeは貼り付けた文章ではなく、その仕組みを直接読んで操作できます。

結論から言うと、MCPサーバーの追加は「どの種類のサーバーか(HTTP・stdioなど)」「どの範囲で使うか(local・project・user)」「認証が要るか」の3点を先に決めれば、あとはclaude mcp addの1コマンドで終わります。本記事では、公式ドキュメントに書かれているコマンドと設定だけを使い、追加から確認・共有・つまずき対処まで順番に説明します。仮の例として、個人用の検証でサーバーを1つ試し、問題なければチームで共有する流れを最後まで追いかけます。

目次

MCPサーバーとは何か|Claude Codeにつなぐと何が変わるか

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MCPサーバーとは、Model Context Protocol(MCP)という公開された共通規格に沿って、外部のツール・データベース・APIをClaude Codeから使えるようにする接続先のことです。

公式ドキュメントによると、Claude CodeはMCPを通じて外部のツールやデータソースにつながり、MCPサーバーがそのツールやデータベース、APIへのアクセスをClaude Codeに与えます(Connect Claude Code to tools via MCP)。同じページには、つないだあとに頼める作業の例として、課題管理ツールの内容をもとにした機能の実装、監視データの分析、データベースへの問い合わせ、デザインの反映、Gmail下書きの作成などが挙がっています。

仮の例として、チームの不具合報告がIssue管理ツールに溜まっているとします。サーバーを追加していない状態では、Issueの本文を自分でコピーして貼る作業が毎回発生します。サーバーを追加すると、同じ依頼を「このIssueの内容を読んで修正案を出して」と書くだけで済み、貼り付けの手間とコピー漏れが減ります。ただし、何をどこまで操作できるかは、つなぐサーバーが公開しているツールの内容で決まります。

MCPそのものの背景や、Claudeが外部ツールとつながる仕組みの全体像を先に知りたい場合は、MCPとは|Claudeを外部ツールにつなぐ仕組みの記事も参考になります。本記事はその次の段階として、Claude Codeで実際に追加する手順だけに絞ります。

追加する前に決めておく3つのこと

追加前に決めることとは、サーバーの種類(トランスポート)、設定を保存する範囲(スコープ)、認証の要否の3つを指し、これが決まるとコマンドの形が一意に定まります。

公式ドキュメントは、サーバーの追加方法を「リモートHTTP」「リモートSSE」「ローカルstdio」「リモートWebSocket」の4通りに分けて説明しています(Connect Claude Code to tools via MCP)。まず次の表で、手元のサーバーがどれに当たるかを判断してください。

種類 どんなサーバーか 追加の入口
HTTP クラウド上で動くリモートサーバー。公式は、リモートMCPサーバーにつなぐ場合の推奨としている claude mcp add --transport http
SSE 古いSSE方式だけを公開しているリモートサーバー。公式は非推奨(deprecated)としている HTTPと同じコマンド、または--transport sse
stdio 自分のマシン上でプロセスとして動くローカルサーバー claude mcp add [options] <name> -- <command>
WebSocket 常時接続で、サーバー側からClaudeへ通知を送りたいリモートサーバー claude mcp add-jsonまたは.mcp.json

見分けに迷ったときの目安は、サーバーの案内に書かれているものです。公式の案内でも、https://のURLならリモート、npxなどの起動コマンドならローカルで動くサーバー、と判断する流れが示されています(Connect Claude Code to tools via MCP)。スコープと認証については後の節で詳しく扱うので、ここでは「決める項目がある」と覚えておけば十分です。

仮の例として、「社内の課題管理ツールを自分の検証用に1つだけつなぎたい」場合は、種類はHTTP、スコープは自分だけが使うlocal、認証はOAuthで必要、と整理できます。この整理ができた時点で、実行するコマンドはほぼ決まります。

HTTPサーバーを追加する基本手順

HTTPサーバーの追加とは、claude mcp add --transport httpに名前とURLを渡して、リモートのMCPサーバーをClaude Codeへ登録する操作のことです。

公式ドキュメントでは、HTTPサーバーはリモートMCPサーバーに接続する推奨の方法で、クラウドサービスで最も広く対応されたトランスポートと説明されています(Connect Claude Code to tools via MCP)。基本の書式は次のとおりです。

claude mcp add --transport http <name> <url>

# 認証ヘッダーが必要な場合
claude mcp add --transport http secure-api https://api.example.com/mcp \
  --header "Authorization: Bearer your-token"

成功するとAdded ...という行が表示されます。公式は、この表示は設定が書き込まれたことを意味するもので、接続できたかどうかはclaude mcp get <name>で確認するよう案内しています(Connect Claude Code to tools via MCP)。書き込みと接続は別の確認なので、追加直後に1回確認しておくと原因の切り分けが楽になります。

もう1つ、JSONで直接書く場合の注意があります。urlだけを書いてtypeを省くと、Claude Codeはそのエントリをstdioサーバーとして読むため設定エラーになります。HTTPなら"type": "http"(別名のstreamable-httpも可)を添えてください。

仮の例として、https://mcp.example.com/mcpというURLのサーバーをexampleという名前で追加するなら、コマンドはclaude mcp add --transport http example https://mcp.example.com/mcpの1行です。名前は後からclaude mcp get exampleやclaude mcp remove exampleで呼ぶので、用途が分かる短い名前にしておくと運用が楽です。

ローカルのstdioサーバーを追加する方法と「–」の意味

stdioサーバーの追加とは、自分のマシンで起動するコマンドを--の後ろに書いて登録し、ローカルのプロセスとしてMCPサーバーを動かす操作のことです。

公式ドキュメントによると、stdioサーバーはローカルのプロセスとして動き、システムへ直接アクセスしたいツールやカスタムスクリプトに向いています(Connect Claude Code to tools via MCP)。書式は次のとおりです。

claude mcp add [options] <name> -- <command> [args...]

# 公式の例(Airtable)
claude mcp add --env AIRTABLE_API_KEY=YOUR_KEY --transport stdio airtable \
  -- npx -y airtable-mcp-server

ここで一番つまずきやすいのが--(ダブルダッシュ)です。公式は、--より前がClaude Code自身のオプション(--transport、--env、--scopeなど)、後ろがサーバーを起動するコマンドと引数で、後ろは手を加えずにそのままサーバーへ渡される、と説明しています。--を書かないと、--portのようなサーバー側のフラグまでClaude Codeが自分のオプションとして解釈しようとします。

もう1つの注意は--envの位置です。公式は、--envの直後にサーバー名を置くと、名前が別のKEY=valueの組として読まれて拒否されるため、間に--transport stdioのような別のオプションを挟むよう説明しています。環境変数に渡すAPIキーは、設定ファイルに直接書かず、後述の環境変数展開を使うほうが共有時に安全です。

仮の例として、python server.py --port 8080で起動する自作サーバーをつなぐなら、claude mcp add --env KEY=value --transport stdio myserver -- python server.py --port 8080と書きます。公式の説明でも同じ形で、KEY=valueが環境に渡されたうえでpython server.py --port 8080が実行されます。

SSEとWebSocketのサーバーはどう扱うか

SSEとWebSocketは、HTTPとは別のトランスポートで、SSEは非推奨、WebSocketはサーバーからの通知が必要な場合に使う、というのが公式ドキュメントの位置づけです。

SSEについて公式は、非推奨(deprecated)なので可能ならHTTPを使うよう案内しています。ただし、SSEのエンドポイントしか公開していないサービスもあります。その場合もHTTPと同じclaude mcp add --transport httpで追加でき、Claude CodeはまずHTTPを試し、サーバーが受け付けなければSSEへ切り替えます。この自動切り替えにはClaude Code v2.1.265以降が必要で、それより前のバージョンや、SSEで直接つなぎたい場合は--transport sseを指定します(Connect Claude Code to tools via MCP)。

WebSocketは、常時接続を保ち、サーバーがClaudeへ通知を送るような用途に向くと説明されています。注意点は、claude mcp add --transportのフラグがwsを受け付けないことです。公式は、WebSocketを.mcp.jsonかclaude mcp add-jsonで設定するよう示しており、認証もヘッダーのみで、静的なトークンをheadersに書くか、接続時にheadersHelperで生成します。さらに、WebSocketサーバーはclaude mcp listに表示されないので、確認はclaude mcp get <name>か/mcpで行います。

要求が単純なリクエストとレスポンスだけなら、公式はHTTPを使うよう勧めています。HTTPはOAuthとclaude mcp add --transportの両方に対応するのに対して、WebSocketはどちらにも対応しないためです。迷ったらHTTPを選ぶ、が基本の判断になります。

local・project・userの3つのスコープをどう使い分けるか

スコープとは、追加したMCPサーバーの設定をどのプロジェクトで読み込み、チームと共有するかどうかを決める保存範囲のことで、local・project・userの3種類があります。

公式ドキュメントは、スコープによって「どのプロジェクトでサーバーが読み込まれるか」と「設定をチームと共有するか」が決まると説明しています(Connect Claude Code to tools via MCP)。コマンドでは--scope(省略形-s)で指定します。

スコープ 読み込まれる範囲 チーム共有 保存先
local(既定) 追加したプロジェクトのみ されない ~/.claude.json
project そのプロジェクトのみ される(バージョン管理経由) プロジェクト直下の.mcp.json
user 自分のすべてのプロジェクト されない ~/.claude.json

localは既定のスコープで、公式は個人の開発用サーバーや実験的な設定、バージョン管理に載せたくない認証情報を持つサーバーに向くとしています。userは、複数のプロジェクトで頻繁に使う個人用のユーティリティに向きます。projectは、チームで同じ道具を使いたいときに選びます。なお公式は、MCPの「local scope」という言葉は一般的なローカル設定(.claude/settings.local.json)とは別物だと注記しています。保存先が違うので、混同しないようにしてください。

同じ名前のサーバーが複数のスコープにあるときの優先順位

同じサーバーが複数の場所で定義されている場合、Claude Codeは最も優先度の高い定義を1つだけ使い、フィールドを合成することはありません。公式が示す順序は、1番目がlocal、2番目がproject、3番目がuser、4番目がプラグイン提供のサーバー、5番目がclaude.aiのコネクタです(Connect Claude Code to tools via MCP)。同名で接続先が異なる定義を複数のスコープに置くと警告が出るため、残したい定義だけを残し、claude mcp remove <name> --scope <scope>で他を消すのが公式の対処です。

仮の例として、個人検証用にlocalで追加したtrackerを、チーム共有のためにprojectでも同じ名前で追加したとします。この場合はlocalの定義が優先されるため、チームで共有した内容ではなく自分の個人設定で動いてしまいます。共有に切り替えたら、localの定義は消すと決めておくと混乱しません。

.mcp.jsonでチームに共有する書き方と承認の流れ

.mcp.jsonによる共有とは、プロジェクト直下の設定ファイルにMCPサーバーを書き、バージョン管理へ含めることで、チーム全員が同じMCPツールを使えるようにする方法のことです。

projectスコープで追加すると、Claude Codeは.mcp.jsonを自動で作成または更新します。形式は次のとおりで、公式はこのファイルをバージョン管理に入れてチーム全員に同じツールを配るよう案内しています(Connect Claude Code to tools via MCP)。

claude mcp add --transport http shared-server --scope project https://example.com/mcp

{
  "mcpServers": {
    "shared-server": {
      "type": "http",
      "url": "https://example.com/mcp"
    }
  }
}

共有ファイルで気をつけたいのが、APIキーの扱いです。.mcp.jsonは環境変数の展開に対応していて、${VAR}は環境変数の値に、${VAR:-default}は未設定のときだけ既定値に展開されます。展開できる場所は、command、args、env、url、headersです。トークンそのものではなく${API_KEY}のような参照を書いておけば、秘密の値をリポジトリへ入れずに設定だけを共有できます。

変数が未設定で既定値もない場合、設定は読み込まれ、${VAR}の文字がそのまま使われます。同時にclaude mcp listに警告が出るので、そこで気づけます。さらに、リモートサーバーのurlとheadersでは、ANTHROPIC_API_KEYなどの一部の認証情報の変数は、設定の有無にかかわらず空として扱われます。これは、プロジェクトの.mcp.jsonが自分の認証情報を外部のサーバーへ送ってしまうことを防ぐための仕組みだと公式は説明しています。

初回は承認のプロンプトが出る

セキュリティ上の理由で、Claude Codeは対話セッションで.mcp.jsonのprojectスコープのサーバーを使う前に承認を求めます。承認の選択をやり直したいときはclaude mcp reset-project-choicesを実行します。未承認のサーバーは、claude mcp listでPending approvalと表示されます。また公式は、v2.1.196以降、claude mcp listとclaude mcp getは、ワークスペースを信頼する前はリポジトリにコミットされていない設定ファイルの承認だけを読み、クローンしたリポジトリが自分のサーバーを自分で承認することはできない、と説明しています。

仮の例として、新しく参加したメンバーがリポジトリをクローンし、初めてClaude Codeを起動すると、共有サーバーの承認を求められます。この承認が済むまでツールは動かないので、チームの手順書には「初回起動で承認する」の一行を入れておくと、問い合わせが減ります。

認証が必要なリモートサーバーをつなぐ手順

リモートサーバーの認証とは、HTTPサーバーが求めるOAuth 2.0のサインインを/mcpまたはclaude mcp loginで済ませ、Claude Codeからサーバーを使える状態にすることです。

公式ドキュメントによると、Claude Codeはリモートサーバーが401 Unauthorizedまたは403 Forbiddenを返したとき、認証が必要なサーバーとして扱い、OAuth 2.0に対応します(Connect Claude Code to tools via MCP)。対話セッションの手順は次の2段階です。

  1. 認証が必要なサーバーをclaude mcp add --transport httpで追加する
  2. Claude Code内で/mcpを実行し、ブラウザの案内に従ってログインする

シェルから直接行う場合は、claude mcp login <name>を使います。セッション内で/mcpのパネルを開く必要がなく、SSH接続のようにローカルのブラウザが使えない環境では、認証用のURLが表示されます。そのURLを手元のマシンで開いて、リダイレクト後のURLをプロンプトへ貼り戻します。貼り付けの手順があるため、公式はssh -tで接続するよう案内しています。ブラウザがある環境でもURL入力に切り替えたいときは--no-browserを付けます。保存した認証情報を消すときはclaude mcp logout <name>です。

注意点として、サーバーが特定のリダイレクトURIを事前登録として求める場合は、--callback-portで受け取りポートを固定します。動的クライアント登録に対応しないサーバーでは、サーバーの開発者ポータルでOAuthアプリを作り、--client-idと--client-secretを渡します。クライアントシークレットは、macOSならシステムのキーチェーンに保存され、追加の時点でしか設定できません。あとから変える場合は、サーバーを削除して追加し直します。

仮の例として、あるリモートサーバーを追加してclaude mcp listを見たら! Needs authenticationと出たとします。これは設定の失敗ではなく、サインインが済んでいない状態です。claude mcp loginか/mcpで認証すれば、そのまま使えるようになります。なお、自分でAuthorizationヘッダーを設定したサーバーが401や403を返した場合は、OAuthには切り替わらず接続失敗として扱われます。その場合は、トークンの有効性を確認するか、ヘッダーを外してOAuthを使います。

追加したサーバーを確認・無効化・削除する

サーバーの管理とは、claude mcp list・get・removeと/mcpパネルを使って、追加したサーバーの接続状態を確認し、一時的な無効化や削除を行う操作のことです。

公式が示す管理コマンドは、一覧がclaude mcp list、詳細がclaude mcp get <name>、削除がclaude mcp remove <name>、セッション内の確認が/mcpです(Connect Claude Code to tools via MCP)。リモートサーバーを削除すると、保存していたOAuthトークンとクライアント登録も一緒に削除されます。

一覧に出るステータスの意味は、次の表で押さえておくと対応が速くなります。

表示 意味 次にすること
✔ Connected 接続できている そのまま使う
! Needs authentication サインインが必要 /mcpまたはclaude mcp login
✘ Failed to connect 接続できなかった。詳細はHTTPステータスやサーバーのエラー文として付く claude mcp get <name>のIssue:行を読む
⏸ Pending approval .mcp.jsonのサーバーを未承認 claudeを対話で起動して承認する
⊘ Disabled for this project このプロジェクトで無効化している /mcpのパネルで再度有効にする

削除せずに止めたいときは、/mcpのパネルでサーバーをオフにします。設定は残り、Claude Codeが接続しなくなるだけです。選択はプロジェクトごとに~/.claude.jsonへ記録されます。公式によると、ユーザー設定のサーバーやプラグインのサーバーなどはdisabledMcpServersに、既定でオフの組み込みサーバー(computer-useなど)はenabledMcpServersに記録されます。これらは、.mcp.jsonの承認を管理するenabledMcpjsonServers・disabledMcpjsonServersとは別のものです。

仮の例として、検証が終わったサーバーを使わない期間だけ止めたい場合は、削除ではなく/mcpでオフにします。再び使うときに追加手順をやり直さずに済み、OAuthの再設定も要りません。

他のクライアント向けの設定をClaude Code用に直す(add-json)

add-jsonとは、JSON形式のMCPサーバー設定をそのままClaude Codeへ登録するコマンドで、他のMCPクライアント向けに書かれた手順を取り込むときに使います。

MCPサーバーはClaude Code専用ではないため、導入手順がClaude DesktopやCursor向けに書かれていて、claude mcp addのコマンドが載っていないことがあります。公式は、その手順書の中からURL・起動コマンド・mcpServersのJSONブロックのどれかを探し、次のように変換するよう案内しています(Connect Claude Code to tools via MCP)。

手順書にあるもの サーバーの種類 Claude Codeでの追加
https://のURL リモート claude mcp add --transport http <name> <url>
npx -yなどの起動コマンド ローカル(stdio) claude mcp add <name> --env KEY=value -- <コマンド>
mcpServersのJSONブロック 設定ファイル形式 claude mcp add-json <name> '<JSON>'

JSONブロックの場合の要点は、mcpServersという外側のキーは渡さず、その中のサーバー1件分のオブジェクトだけをadd-jsonへ渡すことです。たとえば{"command":"npx","args":["-y","@example/mcp-server"]}のように渡します。事前に直すべき点が2つあります。1つは、urlがあるのにtypeがない場合に、http・sse・wsのどれかを足すことです。もう1つは、キーに使える文字を英数字・ハイフン・アンダースコアだけにすることです。

どのコマンドも、--scope projectや--scope userを付けない限り、localスコープへ書き込まれます。また、Claude Desktopで設定済みのサーバーがあるなら、公式が示すclaude mcp add-from-claude-desktopで選択して取り込む方法もあります。ただしこれはmacOSとWSLでのみ使える機能です。

仮の例として、手順書にnpx -y @example/mcp-serverとAPIキー名だけが書かれていたら、種類はstdioなのでclaude mcp add example --env API_KEY=your-key -- npx -y @example/mcp-serverで追加できます。

MCPのリソースとプロンプトを使う

MCPのリソースとプロンプトとは、サーバーが公開する参照用データとあらかじめ用意された指示のことで、それぞれ@メンションとスラッシュコマンドから呼び出せます。

ツールの呼び出し以外にも、サーバーはデータと定型の指示を公開できます。公式によると、リソースはファイルのように@メンションで参照でき、プロンプトにはスラッシュコマンドとしてアクセスできます(Connect Claude Code to tools via MCP)。

リソースは、プロンプト内で@を入力すると、接続中の全サーバーのリソースがファイルと並んで候補に出ます。指定の形式は@server:protocol://resource/pathで、たとえば@github:issue://123のように書きます。1つのプロンプトに複数のリソースを並べて、@postgres:schema://usersと別のドキュメントを比べる使い方もできます。参照したリソースは、自動で取得されて添付として含まれます。

プロンプトは、/を入力すると/servername:promptname (MCP)の形で一覧に出ます。/mcp__servername__promptnameと入力しても実行でき、引数は空白区切りで後ろに続けます(/mcp__github__pr_review 456など)。公式は、サーバー名のうちA-Z・a-z・0-9・_・-以外の文字は_に置き換わる点も案内しています。

仮の例として、サーバーを追加した直後に/を入力して、新しいコマンドが増えているかを確認します。増えていれば、そのサーバーはプロンプトも公開しているので、手入力せずに定型作業を呼び出せます。作業の流れを自動化したい場合は、スキル(Skills)の使い方の記事で扱う方法と使い分けられます。

つまずいたときの確認ポイント|タイムアウトと出力上限

つまずきの確認とは、追加はできたのにサーバーが応答しない、結果が途切れるといった症状に対し、タイムアウトと出力上限の設定を順に点検することです。

公式ドキュメントのTipsには、調整できる設定がまとまっています(Connect Claude Code to tools via MCP)。症状別に見ると、次の順で確認できます。

  • 起動に時間がかかる: 環境変数MCP_TIMEOUTで、サーバーの起動待ち時間を変えられます(例として、MCP_TIMEOUT=10000 claudeで10秒)。
  • 1回のツール実行が長い: サーバーごとの.mcp.jsonに、ミリ秒でtimeoutを書けます(例として"timeout": 600000で10分)。1000未満の値は無視されます。
  • 結果が大きすぎる: ツールの出力が10,000トークンを超えると警告が出て、既定では25,000トークンに制限されます。上限はMAX_MCP_OUTPUT_TOKENSで上げられますが、警告のしきい値は固定です。
  • 反応がないまま止まる: ツール呼び出しに応答も進捗通知もない状態が続くと、アイドルタイムアウトで中断されます。待ち時間はCLAUDE_CODE_MCP_TOOL_IDLE_TIMEOUTで変更でき、0で無効にできます。

また、メイン会話でのMCPツール呼び出しが2分を超えると、セッションを止めずにバックグラウンドのタスクへ移ります。結果はタスク通知として届き、タスクは/tasksで確認・停止できます。この自動バックグラウンド化にはClaude Code v2.1.212以降が必要です。

サーバーを増やしたときのコンテキスト消費も気になる点です。公式によると、ツール検索(tool search)が既定で有効で、セッション開始時にはツール名とサーバーの指示だけを読み込み、ツールの定義は必要になるまで遅らせます。そのため、サーバーを追加してもコンテキストへの影響は小さく、1サーバーあたりのツール数に固定の上限はなく、実際の限界はコンテキストの予算になる、と説明されています。使用量が気になる場合は、Claude Codeの使用量とコストの確認方法と併せて確認してください。

仮の例として、重いクエリを実行するデータベース用サーバーが途中で切れるなら、まずMAX_MCP_OUTPUT_TOKENSの値と、サーバー側のtimeoutの値を見直します。それでも改善しなければ、claude mcp get <name>のIssue:行でサーバーのエラー文を確認します。

ここまでの追加手順は対話のセッションが前提です。claude -pのような非対話実行では、承認のプロンプトや/mcpのパネルが使えない点に注意が要ります。公式は、claude -pでは、projectスコープのサーバーが承認の確認なしで読み込まれると説明しています。承認の確認が出ない環境で特定のサーバーを入れたくない場合は、disabledMcpjsonServersに登録するか、--strict-mcp-configで渡したサーバーだけを使う方法が案内されています。非対話実行の基本は、ヘッドレスモードの使い方で説明しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. MCPサーバーを追加するコマンドは何ですか?
リモートのHTTPサーバーならclaude mcp add --transport http <name> <url>、ローカルのstdioサーバーならclaude mcp add <name> -- <command>、JSONで渡す場合はclaude mcp add-json <name> '<json>'です。追加後はclaude mcp get <name>で接続を確認してください(公式ドキュメント)。
Q2. スコープを指定しないと、どこに保存されますか?
localスコープに保存されます。localは既定のスコープで、追加したプロジェクトでだけ読み込まれ、チームには共有されません。保存先は~/.claude.jsonのそのプロジェクトのエントリです(公式ドキュメント)。
Q3. チームで同じMCPサーバーを使うにはどうしますか?
--scope projectを付けて追加し、作成された.mcp.jsonをバージョン管理へ含めます。各メンバーは初回の対話セッションで承認が必要です。承認をやり直したいときはclaude mcp reset-project-choicesを使います。
Q4. APIキーを.mcp.jsonに書いても大丈夫ですか?
共有する設定ファイルに値そのものを書くのは避け、${API_KEY}のように環境変数の参照で書くのが公式の想定です。${VAR:-default}で未設定時の既定値も指定できます。
Q5. 「Needs authentication」と出たときはどうしますか?
サインインが済んでいない状態です。Claude Code内の/mcp、またはシェルからclaude mcp login <name>で認証してください。自分でAuthorizationヘッダーを設定している場合は、OAuthには切り替わらず接続失敗になるため、トークンが有効かを確認します。
Q6. サーバーを消さずに、一時的に止められますか?
できます。/mcpのパネルでサーバーをオフにすると、設定を残したまま接続しなくなります。再び使うときは同じパネルで有効に戻します。

まとめ|追加前の3点を決めれば、コマンドは1行で決まる

MCPサーバーの追加は、種類・スコープ・認証の3点を決めたうえで、claude mcp addまたはadd-jsonの1コマンドを実行し、claude mcp getで接続を確認する流れで完了します。

この記事の要点を整理します。リモートはHTTP、ローカルはstdioで、--より後ろがサーバーのコマンドになります。SSEは非推奨で、WebSocketはadd-jsonか.mcp.jsonで設定します。個人用はlocalかuser、チームで共有するならprojectを選び、同名のサーバーはlocalが最優先です。認証が必要なら/mcpかclaude mcp loginで済ませ、結果が途切れる場合はタイムアウトと出力上限を見直します。

仮の例の流れをもう一度たどると、個人検証ではlocalで1つ追加してclaude mcp getで確認し、使い続けると決めたらprojectスコープで.mcp.jsonに載せ、チームには初回承認の一行を伝える、という順になります。権限まわりを整えるならClaude Codeの権限設定、共通の指示を揃えるならCLAUDE.mdの書き方、設定のまとめ配布ならプラグインの使い方の記事が次の一歩になります。基本から確認したい場合はClaude Codeの使い方、自動化したい場合はフックの使い方をご覧ください。

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この記事を書いた人

株式会社S.Line 代表取締役。偏差値39から起業し、AIとSNSの活用で「普通の人」が成果を出す方法を発信。

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